特別企画 SPECIAL

武豊ファンミーティングレポート-2018-NEW

毎年恒例となっている武豊ファンミーティングが今年も品川プリンスホテルで開催。武豊オフィシャルカレンダーをご購入、ご応募いただいた方の中から抽選で250名様をご招待し、6年連続でのファンミーティングとなりました。例年通り、今年も日本全国から大勢のファンの皆様にご参加頂き、武豊、スタッフ一同、心より感謝致します。中には6年連続での参加というお客様もいらした様で、武豊騎手自身驚きの様子でした。

今回、参加が叶わなかった皆様の為に、簡易ではございますが「武豊ファンミーティング2018」のレポートをお届けしたいと思います。

まず進行スタッフは、武豊ファンミーティングではお馴染みとなっている見栄晴さんがMC。アシスタントを星野涼子さんが務めるという形で会はスタート。

武豊FMTG写真

見栄晴さんの軽快なオープニングトークの後、2017年を振り返るオープニングムービーが流れ、グレーのスーツに身を包んだ武豊騎手がスポットライトに照らされながら入場してきました。

武豊FMTG写真

ここまではいつもと同じ流れで進んでいき、登壇後の挨拶が終わった直後にいきなりサプライズゲストが…。

何とエアシャカール、アグネスワールドでお馴染みの森秀行調教師が登場。前日に武豊騎手がバッタリと森調教師に遭遇して出演依頼したということからのゲスト出演になりました。森調教師とは、エアシャカールとのクラシック戦線の事や、共に海外遠征した際の思い出を語っていました。そこで見栄晴さんが「森調教師は元ニューヨーク・ヤンキースの抑え投手だったリベラに似ている」との発言に場内は大爆笑。オープニング後、約10分間の登場でしたが、場内は温かな空気に包まれました。

武豊FMTG写真

森調教師の退席後は冬季オリンピックの話へ。武豊騎手自身、オリンピックが大好きで時間がある時に家や調整ルームで観戦していたとのこと。特にスピードスケートに注目していて、パシュート、マススタートなどがお気に入り。「競輪と競馬を併せたような競技で、やっぱり、番手(競輪用語で先頭の選手を風よけにして走る2番手の選手のこと)は強かったですね」とコメントしていました。

男子フィギュアの羽生結弦選手の話も出て「丁度、男子フィギュアは競馬の日だったから他のジョッキー達と勝負服を着替えながら検量室の職員さん用のテレビで見ていましたね」とコメント。その際に見栄晴さんが「羽生選手と同様にユタカくんもプレッシャーを感じないのでは?」との問いかけに対して「いやいや、人並み程度に緊張しますよ」とやんわり否定していました。

オリンピックの話の後は今年の競馬界についての話題へ。先の阪急杯では引退される福島信晴調教師のダイアナヘイローで勝利したことに対して「凄く嬉しかったんですけれど自信はありませんでした。4角先頭で見せ場は作りたいなぐらいの気持ちだったので、まさかですよね。この日は10R~11Rの連続騎乗で、連続騎乗のジョッキーはパドックまでバスで移動(阪神競馬場の場合)するんですけれど、そこで「奇跡が起こらないかなぁ…」って呟いていたら、他のジョッキーに「そりゃないでしょ」って言われました。福永祐一に言われたんですけど(笑)」のコメントに場内は爆笑。

去る人もいれば来る人もありということで、福島調教師の話に続いて、3月から開業する弟・幸四郎調教師の話へと展開。厩舎開業初日の1Rにいきなり武豊騎手が騎乗するという話題に対して「池江厩舎からの転厩馬で、元々、池江厩舎の時からこの馬に乗ることが決まっていたんです。そうした所、オーナーと調教師で話をして下さって、せっかく幸四郎のデビュー戦だし兄貴が乗った方がいいだろうという粋な計らいですね」と騎乗依頼の経緯を話しました。

武豊FMTG写真

その後に見栄晴さんが「幸四郎くんのことは何て呼んでいるんですか?」との質問には武豊騎手も照れくさそうに「おい、先生ですかね(笑)」と答えると場内はまたまた大爆笑。その後に「先生とはさすがにね(笑)。冗談では言いますけど。まだ乗っていないから実感は沸かないですが、土曜日の新聞を見た時に騎手の欄に武豊と書いてあって、調教師の所に武幸って書いてあるのは不思議な感じですね。レース当日はパドックで(幸四郎に)乗せてもらうかもしれませんけど、まだ下手そうですからね(笑)。しかも、グアンという馬は乗った瞬間に暴れる癖があるので、自分が落とされないかが心配です」

引退繋がりということでキタサンブラックの有馬記念の話も取り上げられました。「枠は1番より2番が欲しかったです。後入れですからね。先に1番は出ていたので、3番、4番に何が入るかなと思っていましたが、まわりにクイーンズリングとか丁度良いタイプの馬が来てくれたのでヨシヨシと思っていました。シュヴァルグランは外に行けとも思っていましたけどね(笑)。特に中山2500mや東京の2400mは枠で展開が大きく変わりますから。最後だから本当に負けたくなかったです。ディープインパクトの時はアクシデントが無ければ負けないと思っていましたけど、今回は全てが上手く行かないと勝てないかなというのはありましたね」

武豊FMTG写真

この後に有馬記念の映像を見ながらのトークへ。スタートから振り返っていきました。
「ゲート入りの時はもたつく馬がいると「早く入れよ」と思っていますよ。そして、まずは、スタートが決まってホッとしました。逃げたいと思っていたので、これで迷いなく行けました。1周目にターフビジョンを見たのですが、シュヴァルグランとかスワーヴリチャードがいる位置を確認して良い形になったと思いましたね。向こう正面で他の馬に来られても嫌だったので、そこも上手く運びました。それで4コーナーから最後の直線では手応え抜群でした」と振り返っていました。この後は当然の様にキタサンブラックのお別れセレモニーの話題へ。もちろん、見栄晴さんは武豊騎手が“まつり”を歌う気があったのかということを真っ先に振ったところ、「いやー、絶対に歌わないと決めていました(笑)。最後は全員で歌うという流れになって、僕も歌っている感じに見えますが実は口パクです(笑)。普段、カラオケでも“まつり”は歌いませんけど、もし歌ったらウケるかもしれないですね(笑)」と武豊騎手。

コパノリッキーの引退式での騎乗についての話も出て、それに対しては「引退式には出て欲しいと言われたので壇上に上がるだけかと思っていたら、村山明調教師が乗って走らせるという話を聞いて、それは危ないと思って自分が乗ると言ったんです。そんなに乗りやすい馬でもないし、村山調教師もこの頃は乗っていないですからね。金杯を勝って気分も良かったもので(笑)」と答えていました。

武豊FMTG写真

続いてはこの春の期待馬の話題へ。3歳牡馬、3歳牝馬、古馬の順番で話が進んで行きました。最初は弥生賞のことから。騎乗馬・ジャンダルムについてホープフルSの映像を見ながら「JRAがまた新しいG1を作ってしまったので、大阪杯に続いてここも勝っておきたいなと思ったんですが、惜しかったですね。デビュー前から期待していたので、ホープフルSでの負けは悔しかったですけれど、納得のいく競馬でした。今回は調子良いですよ。距離を不安視する声もありますが僕は大丈夫だと思います」と弥生賞に向けて力強いコメントをしていました。

続いては3歳牝馬戦線の話題へ。「マウレアはまだ乗った事がありませんが、桜花賞に出るには優先出走権が必要ですから最低3着には入らないといけません。メンバーは強そうですけれど、そんなに難しそうな馬ではないので大丈夫だと思います」とこちらも自身ありげの様子。

春の期待馬の最後は古馬の騎乗馬について。「古馬ではクリンチャーで阪神大賞典から天皇賞へ向かう予定です。古馬の長距離はシュヴァルグランとかがいますけれど、クリンチャーの前走(京都記念)は強かったですね。僕は共同通信杯と被っていたので乗っていませんけど、クリンチャーに乗ることは年明けには決まっていました。他にはエアスピネルもリスグラシューもいるので、古馬も色々と楽しみです」と春の意気込みを語っていました。

その後はリーディングジョッキーの話が自然の流れで出てくると「でも特別に沢山勝っている訳ではないんですけどね。ただ、騎乗数が少ないんです…。昨年は、怪我以降の騎乗数を絞っていましたが、有馬記念が終わって今年からは沢山乗ろうと思っているんですけど、今度の日曜日(3月4日)なんて2鞍ですよ。先週も少なくてずっとオリンピック見ていました(笑)」と、ここでは苦笑いを交えてのトークでした。

春シーズンの競馬の話の次は、ファンミーティングでは初の試みとなる「武豊プライベート写真公開」のコーナーです。これは武豊騎手自身がデジカメを持って、競馬場やトレセン内でのプライベート写真を撮影して、それをファンミーティングの為だけに特別公開するといった企画。ここでは写真ごとに武豊騎手のコメントを紹介していきたいと思います。普段、写真を撮る習慣が全く無いという武豊騎手ですが、はたしてどんな写真が出てくるのでしょうか…?!

プライベート写真

「まぼろし」

キタサンブラックの調教ゼッケンを持った清水調教師1/31(水)7:20
キタサンブラックの調教ゼッケンを持った清水調教師

「年明けの栗東の調教スタンドに清水久詞調教師が新しい調教ゼッケンを持ってきて、サインをして欲しいと言われた時の写真です。G1を勝った馬は調教ゼッケンに勝った数だけの星が付いていくんですが、これを良く見ると星が7個あるんです。有馬記念を勝った後に作ったので、1回も付けることが無かったんですね。もし、引退しないで今年も現役だったら、このゼッケンを付けて調教していたということなので“まぼろし”です。普段も星が2、3個の馬はたまに見かけるんですけれど、さすがに7個はいませんからね。他のジョッキー達もみんな写メしていた時に「あっ、写真撮らなきゃ」と思い出して慌てて撮りました」

「ロッカー」

京都競馬場 検量室内のロッカー1/28(日)16:30
京都競馬場 検量室内のロッカー

「これは京都競馬場の検量室の中にある鞍箱と言われるジョッキーのロッカーです。鞍は色々(10種類以上)ありますね。他の競馬場にも沢山置いてあって、斤量によって変えています。例えば54kgだったら軽い鞍、57kgだったら重い鞍と使い分けています。あと、連続騎乗だといっぺんに検量したりするので幾つか持っていないと駄目ですね。
壁には勝った時に表彰式で胸に付けるリボンを貼っていたのですけれど、沢山溜まりすぎたので途中で止めてしまいました。以前、ジョッキーの間で流行ったんですけど、東京競馬場の僕の場所がリボンで溢れてしまって雑な感じになったので止めました。
写真に写っているニベアクリームも使っていますよ。冬のダートとかは砂が飛んできて痛いんですよ。だからレースが終わると使っているんです。以前、レースが終わって顔に塗っていて、よく説明書きを読んだら肘、かかと用って書いてありました(笑)。
ムチはここには13本あります。堅さや重さ、グリップの感じが違います。雨の日になると水で重くなるので軽いムチを使ったりします。
隣は以前、幸四郎が使っていて、そのまた隣はあまり乗っていない竹之下君が使っているので、すごく広々と使わせてもらっていますよ(笑)。」

東京競馬場 検量室内のロッカー2/4(日)16:45
東京競馬場 検量室内のロッカー

「この写真はルメールに撮ってもらったものですね。対面の場所がルメールなんで。僕の頭の後ろにあるのが、ダートの時にゴーグルの上に付けるもので、バレットさんのお手製です。紫の有りますね。冬用のインナーで軽いんです。冬の寒さは我慢するしかないですね。ホカロンを貼っている人はいますけど、僕はしていません。重さが変わるので、検量をした後にホカロンを貼ったら駄目ですね。」

「会員制」

会員制コーヒーコーナーの貼り紙2/21(水)8:10
会員制コーヒーコーナーの貼り紙
喫茶店内の店主 2/21(水)8:10
喫茶店内の店主

「ここは栗東トレセンの調教スタンドの中にある喫茶店です。もう一枚はママの写真です。メニューはコーヒー、紅茶、梅こぶ茶、ジュース類など色々あります。」

寄付金の貼り紙2/21(水)8:10
寄付金の貼り紙

「実はこの店は赤字経営なんですよ。だから重賞を勝ったら寄付していくというシステムなんです。ジョッキーはG1を勝つと1万円、G2、G3だと5000円の寄付ですね。でも別に払わなくてもいいんです。あくまでも善意なので。頑なに払わないジョッキーもいますよ。でも月の会費3000円、2000円だったかな?はみんな払っていますけどね。その会費からオーナーママの給料も出ているので、会費だけでは足りなくなってしまうんです。元々、2人体制でやっていましたが、今年からもう一人の方には申し訳ないんですけど…と御断りして人件費を削ったんです。たまに経営会議なんかもあるので、騎手会長をやっていると、そういうのにも出ないとならないんです(苦笑)」

「メニュー」

調整ルーム 食堂のメニュー2/4(日)17:30 ※デジカメで撮影
調整ルーム 食堂のメニュー

「これは東京競馬場の調整ルームの食堂のメニューですね。(トースト60円、インスタントラーメン150円、生ラーメン200円と激安)いつもはツケで自動引き落としなので、ちゃんと値段を見たのは初めてですけど安いですね。僕は朝を食べないこともありますが、食べるときは60円のトーストですかね」
「ここの経営はタッチしてないですけど、他のジョッキーから「ここの競馬場は美味しくない」とか色々な苦情が出ると、それを競馬会に言わないといけないんです。それは嫌ですよね。
ちなみに僕の好きな競馬場は阪神、京都ですかね。僕ら関西のジョッキーはいいですよ。」

調整ルームの食堂2/4(日)17:30 ※デジカメで撮影
調整ルームの食堂

「ここも調整ルームの食堂です。ビールとかもありますよ。この頃はあまり飲んでいる人はいませんね。昔はここで飲んでいるジョッキーもいましたけど。安藤勝己さんとか河内さんとか…。実に楽しそうに飲んでいました(笑)昔はここに行くのが嫌でした。話かけられるんで(笑)」

「落し物」

落し物入れ2/21(水)8:20
落し物入れ

「栗東トレセン内の調教スタンドにある落し物入れです。ステッキとかも入っていますが、これはみんな調教中に馬場に落とすんです。携帯もポケットに入れたりしているんで、落とす人も出てきます。馬に乗って歩かせている時に、調教師に指示の確認をしたりするので、ほとんどの人が携帯を持って乗ります。それで落っこちたりするんです。
僕自身の最近の落とし物というか忘れ物では、車を忘れてきました(笑)。先週のキタサンブラックのパーティーの後に新幹線で帰ったんですけど、伊丹に車を置いていたのを忘れていて、実は行きは飛行機だったので伊丹まで車で行ってたんです。次の日に何の用も無いのに伊丹まで取りに行きましたよ。
それと京都駅の落し物コーナーのカウンターがあるんですけれど、顔なじみです(笑)。また、携帯ですか?って言われますね(笑)」

「調教師」

石橋守調教師とソファーで2/21(水)9:00
石橋守調教師とソファーで

「忙しそうなので、以前よりはご飯を食べに行けていませんが、今年は1回行きました。石橋さんとは関係ないんですけれど、調教師になると人が変わったりする人もいます。だから幸四郎にはそれだけにはなるなよと言ってあります。調教方法とかは好きにやればいいと思うので、人柄だけは変わるなとだけ言いました」

調教師室の入口2/21(水)9:10
調教師室の入口

「栗東の調教スタンドの2回にある調教師室です。ジョッキーはあまりここには行きたくないですね。何となくですけれど…。僕は1回も行ったことないです」

南井克巳調教師2/14(水)8:30
南井克巳調教師

「エアスピネルの帽子は狙って被っているんじゃないですかね(笑)。ファンなんじゃないですか(笑)?南井先生は凄く優しいですし、一緒に御飯も行ったりしますよ」

「ツーショット」

ルメール騎手とツーショット2/21(水)8:00
ルメール騎手とツーショット

「この写真は石橋さんが撮ったのかな? ルメールとは凄く仲が良いです。普段は日本語で話すんですけれど、競馬の話もすれば日本での生活の話もしますね。この前は日本で家を買いたいのだけれど、銀行でどうやってローンを組めば良いのか相談されました。僕も銀行とかには行かないので分からなかったんですけれど(笑)。でもローンじゃなくても買えると思うんですけれどね。普段は一緒にご飯にも行ったりと、凄く彼のことは好きですね」

アメリカの競馬関係者とツーショット2/21(水)8:10
アメリカの競馬関係者とツーショット

「クリストフ達と写真を撮っていたら、横にいて「俺はいいのか」っていう雰囲気だったので一緒に撮りました。でも彼のお父さんはアメリカで有名な殿堂入りしたジョッキーなんですよ。えーと、誰だったかな。名前をド忘れしてしまいましたが(笑)
この後ろに写っている人は、僕のエージェントで平林さんです。有力馬が同じレースに重なったりすると自分でどちらに乗ろうか考えたりしますが、基本的に他の騎乗馬は彼に任せています。そうそう、今日、電話が来てアウォーディーがドバイWCに選ばれたけど、大阪杯と被るけどどうする?という連絡がきたので、ドバイにしますと答えました。昔は自分自身で騎乗馬の管理をやっていたんですけれど、よくダブルブッキングしたり、大変な事が多かったので助かっています」

質問コーナー

武豊FMTG写真

プライベート写真公開の後は恒例となったファンからの質問コーナーです。ここでは、Q & A方式で武豊騎手のコメントを紹介していきます。

Q 寒い日が続いています。パドックで騎乗してから本馬場入場、ゲート入り前の輪乗りからスタートするまで、トイレに行きたくなってしまった場合、どうしているのですか?
「なったこと無いですね。まずは乗る前に行きますね。乗ってからレースが終わるまでは15分ぐらいですから。そもそもトイレに行くと体重が変わると思うので、検量前までに行かないと駄目ですね。基本的には放馬とか落鉄以外で馬から降りることは出来ないので。これは公正確保のルールです」
Q 昔、レースでムチを2本持って騎乗したと聞きましたが、それはどんな理由があるのですか?
「昔、1回だけありますね。1本じゃないといけないとは規約に書いていないので何本持っても問題はありません。昔、中京で2本持って乗りました。ムチで叩くと凄くフラフラ走る馬で、持ち変える事が難しい馬だったので2本持ったんです。そうしたら勝ちました(笑) 普段の調教でも2本は持たないので違和感はありましたね。スペシャルウィークでダービーを勝った時(最後の直線でムチを落としたことから)に2本持っていれば安心でしたね(笑)」
Q ユタカさんは日本のレースの時はARAIのヘルメット、海外ではGPAのヘルメットを使用されていると思います。使い分けには理由があるのですか?
「凄く良く見ていますね。この使い分けは各国のルールによるものです。日本では使っていいヘルメットが幾つもあるんですが、海外だとARAIのヘルメットとかは規定があって使えないんです。その国によって使える物を選んで持っていきます。ARAI製は軽いので日本では使っています。ヘルメットの他にもプロテクターの規定も厳しいので、海外に行く時はそういうのも確認して持っていきますね」
Q 10年ほど前、朝の情報番組でユタカさんのラッキーアイテムはカエルだと聞いたのですが、今も続いているのですか?
「そうですね。特別に好きな訳ではありませんが、何となく気にはなっています。キッカケはシーキングザパールでフランス遠征した時なのですけれど、フランスの勝負服は首の襟の部分をピンで止めるんです。僕も何かピンで止めようと思って買ってきたのが、たまたまカエルで、それで勝ったことからラッキーアイテムにしようかなと思ったんです。ちゃんとした理由があるんですよ」
Q 調教が早朝に行われるのは何故ですか? 特に冬は寒くて人馬共につらい時間帯に思えるのですが?
「僕も何でだろうと思います。世界的に早朝ですからね。これは僕も騎手会長としてたまに意見しています。もう少し遅い方がいいんじゃないですかと調教師会には言っているんですけど、却下されますね。夏は暑くなる前だから分かるんですけれどね。冬は7時からですが、栗東は寒いのでもう1時間ぐらい遅らせればいいんですけど…。馬のエサの時間とかの為かもしれませんね。朝のあんな時間にレースすることなんてないのに…。まぁ、世界的にそうだから仕方ないですね」
Q 私は乗馬初心者ですが、乗馬の鞍はかなり重くて、競馬で使っている鞍とは何が違うのですか? 馬によって騎手が鞍を変えることがあるのですか?
「乗馬のは大きいですね。競馬の鞍はレースで(鐙に)足を掛けているだけで、レース中は一切触れていないので小さくてもOKです。軽い方が斤量の都合もあるので、小さく軽く作られています」
Q オグリキャップのラストランからユタカさんのファンです。当日もファンミーティングに参加できて楽しみにしています。ユタカさんは競馬以外の現場で今まで一番緊張したことは何ですか?
「何でしょうかね。堅い席で大勢の人を前にして話さないとならない時ですかね。それとキタサンブラックのお別れセレモニーで“まつり”を歌うとなれば緊張したでしょう。5万人の目の前ですからね。絶対無理です(笑)」※お別れセレモニーには約5万人のファンが残っていた。
武豊FMTG写真

そして、イベントの最後は恒例となっているプレゼント抽選会です。今回は26個の武豊グッズに直筆サインが入ったレア物ばかりで、当たったファンの皆様は大いに喜ばれていました。

武豊FMTG写真

イベントの最後は武豊騎手の締めの挨拶でお開き。その前に見栄晴さんから迫っている記録についての話がありました。JRA通算4000勝、JRAのG1完全制覇まで残り2つ。そして、武豊騎手自身も知らなかった交流G1の完全制覇もあと1つに迫っていたことが発覚。昨年、不利を受けてハナ差で負けたJBCレディスクラシックが最後の一つのようです。今後はこのレースにも注目していきたいところです。

そして締めの挨拶は以下のようになりました。
「本日はお忙しい中、遠方から沢山の方に来て頂いてありがとうございました。今年で6回目ということですけれど、いつもこの会が終わった後に思うことは「もっと頑張ろう」という気持で、僕自身すごく励みにしている会です。普段は競馬場で色々とご声援頂いているんですけれど、こうやって直接みなさんから応援して頂くと、より嬉しく思いますし、もう一度リーディングジョッキーになりたいと思います。これからも頑張って行きますので応援して下さい。ありがとうございました」とファンの皆様にメッセージを送り、大きな拍手に送られて会場を後にしました。

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終始、和やかで笑いが絶えない雰囲気の中で武豊ファンミーティング2018は終幕。

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なお、4月29日(日)午前9時~放送の『武豊TV!Ⅱ』では、ファンミーティング2018の第2弾をオンエアーする予定です。お楽しみに。

Text by ファンミーティング運営事務局