特別企画 SPECIAL

武豊ファンミーティングレポート-2017-NEW

この時期恒例となっている武豊ファンミーティングも今年で早5回目。武豊オフィシャルカレンダーをご購入、ご応募いただいた方の中から抽選で300名様を品川プリンスホテルにご招待してのイベント開催となりました。北は北海道、南は大分と、今年も日本全国から沢山のファンの皆様にご参加頂きました。

今回、参加が叶わなかった皆様の為に、簡易ではございますが「武豊ファンミーティング2017」のレポートをお届けしたいと思います。

まず、今年も例年通りにタレントの見栄晴さんがMC、アシスタントを星野涼子さんが務めるという武豊ファンミーティング不動のラインナップでの進行。お二人のご挨拶の後、オープニングムービーが流れ、暗転の中、スポットライトに照らされて武豊騎手が入場。武豊騎手が登場して登壇するまで大きな拍手が止むことなく、温かい雰囲気の中でトークがスタートしました。

2016年を振り返って

武豊FMTG写真

最初のトークテーマは「2016年を振り返って」。当然のように年度代表馬・キタサンブラックについての話から始まりました。

「一緒のレースに出ていたので、カッコイイ馬だなというのが第一印象です。古馬になってからは大阪杯で復帰という話は聞いていて、乗りたいなと思っていたら、僕に依頼が来て、やったと喜びました。本当に嬉しかったです」と武豊騎手。

有馬記念の公開抽選で1枠1番を引き当てたことの驚きを改めて語り、それとは逆に同期の蛯名騎手が3年連続で大外枠の16番を引いたことに「いや〜、本当にかける言葉もありませんでした(笑)」と場内の笑いを誘っていました。

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さらにキタサンブラックの話は盛り上がり、オーナーの北島三郎さんの素晴らしい人柄についての話や、勝った際に北島さんの持ち歌である“まつり”を歌わされそうになって頑なに拒否したこと、特にJCを勝った際には表彰式の時に「僕は歌えませんから絶対に振らないで下さい」と何度も釘を刺したということも告白していました。ちなみに武豊騎手自身はカラオケで「まつり」を歌ったことはないそうです。

キタサンブラックの話の他にはデビューから31年連続の重賞勝利、弟・幸四郎騎手の調教師試験合格など話題、例年以上となった海外競馬への参戦などの話が上がりました。

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中でもケンタッキーダービーは21年ぶりの挑戦で凄く嬉しかったこと。さらには米3冠の残り2冠であるプリークネスS(ピムリコ競馬場)、ベルモントS(ベルモントパーク競馬場)での初騎乗に加えて、ロイヤルアスコットのメインでもあるプリンスオブウェールズSで1番人気馬(エイシンヒカリ)に騎乗できたことも印象に残っているそうです。

ケンタッキーダービーに参戦する直前に船橋競馬場のかしわ記念を勝ったことから「かしわからのケンタッキー(関西では鳥肉のことを“かしわ”と呼ぶことから鳥肉繋がりで、このような格言が生まれた模様)」と自身ではヒット作だなと思ったそうですが、関東ではかしわ=鳥というのが分かりにくかったため、凄くウケている人とポカンとしている人と両極端で面白かったですとコメント。※場内ではウケていました。2016年の振り返りから今年に入ってすぐのマカオ遠征の話題にも展開。藤田菜七子騎手と会話する時に「あまりにも年が離れているので、話す時には緊張しました」と、武豊騎手らしからぬコメントもありました。

G1優勝馬ベスト10 & ベストレース

ファンミーティング中盤は「ファンが選んだ武豊騎手が騎乗したG1優勝馬ベスト10 &その馬での武豊騎手が選んだベストレース」の発表が行われました。ここでは各馬・レース毎の武豊騎手のコメントを紹介していきます。

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【8位タイ】スーパークリーク(1989年 天皇賞・秋)

この前の年にこの馬で菊花賞を勝ったのが僕のG1初勝利なのですが、実はこのレースの勝利が東京競馬場での初勝利でした。オグリキャップより前でレースをしたいなと思って乗っていましたね。でも、とにかくオグリキャップの人気が凄い時でしたから、競馬ファンから「何でオグリキャップを負かしたんだ。何てことをしてくれたんだ」という手紙が結構来ましたよ(苦笑)。このレースはオグリキャップ、イナリワン、メジロアルダン、ヤエノムテキなど強烈なメンバーが集まった中で勝てたことから、スーパークリークの中では一番印象に残っているレースです。

【8位タイ】ダンスインザダーク(1996年 菊花賞)

凄く強い馬でしたけれど、皐月賞は熱発で出られなく、ダービーはクビ差の2着。「最後の菊花賞では絶対に勝たせないといけない」と思いましたが、馬の体調は春(弥生賞の頃)の方が良かったです。ダントツの1番人気で、大丈夫かなとも正直思いました。道中は上手く乗れて、4コーナーから前の馬が下がってきた影響で、自分も少し下げることになるのですが、最後は凄い脚で伸びました。嬉しかったというよりもホッとしましたね。でもこの馬で一番印象に残っているのは負けたダービーです。まだダービーを勝っていない時で、勝てると思っていた時に僅差の2着でしたから悔しい思い出でした。

【8位タイ】トーセンラー(2013年 マイルCS)

この馬が8位タイにランキングされていたのはビックリです。元々、天皇賞・春など長い所を使っていた馬でしたが、マイルは絶対に合うなと思っていました。トーセンラーは見た目もそうですが、走り方も父親のディープインパクトによく似ていましたね。マイルCSはこの前の年にサダムパテックで勝つまで、勝ったことがなかったのですよ。京都のマイルは多々勝っているのですけれど、マイルCSはなかなか勝てなくて…。これも巡りあわせですよね。

このレースはG1・100勝目だったので、僕の中でも思い出深いレースでした。

【7位】クロフネ(2001年 JCダート)

このレースは衝撃的な着差でした。強かったですね〜。元々は天皇賞・秋を使う予定で、僕は天皇賞ではステイゴールドに乗ることが決まっていました。クロフネには乗れないのかなと思っていたら、他の出走馬の都合で出られないことになって、その前日の武蔵野Sを使う事になったのですが、そこで圧勝。JCダートへの出走が決まった訳です。元々、松永幹夫さんと「この馬は絶対にダートで走るよ」なんて話していたのですけれど、ここまで走るとは…。G1で7馬身差ですからね。この後はドバイやアメリカ遠征のプランもありましたが、屈腱炎で引退となって残念な気持ちでした。

【6位】メジロマックイーン(1992年 天皇賞・春)

メジロマックイーンでは沢山勝っていますが、このレースが一番印象に残っていますね。前年の天皇賞・秋で苦い思い(1位入線から失格処分)をしましたが、この年はトウカイテイオーとの対決で凄く注目を集めていました。トウカイテイオーが本当に強いのは分かっていましたけれど、メジロマックイーンも絶好調でしたから勝てるのでは…と思っていました。この頃は芝の状態も悪かったのですけれど、メジロマックイーンはそういうのも苦にしないタイプ。レースでは道中の感触も良く、4コーナーから勝てるという自信はありました。この時代で主役の馬だったので本当に強かったです。今もマックイーンは母父としても活躍していますから嬉しく思いますよ。

【5位】オグリキャップ(1990年 有馬記念)

この時は4番人気でしたが、みんな応援馬券だったのでしょうね。新聞ではどこも無印でしたから。調教でも久々に乗ったのですけれど、安田記念を勝った時の様な感じは無かったです。だから、正直勝てるとは思いませんでした。けれど、最後のレースだから見せ場は作ろうと思ったことを覚えています。本来はスーパークリークに乗る予定でしたが、彼が故障して、親父の厩舎のオースミシャダイに乗るつもりでした。そこにオグリキャップ陣営からオファーがあって、親父も「そっちに乗った方がいい」と言ってくれてオグリキャップに乗ったのです。この馬は本当に乗りやすかったですね。道中は勝てるとは思いませんでしたが4コーナー手前辺りから反応も良く「あれ、もしかしたら勝てるかも」と思いました。最後のウイニングランは本当に感動しました。鳥肌が立ちました。17万人が詰めかけた中山の大歓声は生涯忘れられません。

【4位】キタサンブラック(2016年 JC)

本当に1番枠が当たる馬ですね。この時の東京競馬場は馬場の内側が悪かったのですが、1番枠だし逃げられれば逃げたいなと思っていました。逃げれば自分の好きなコースを走ることができますしね。ただ、東京2400mのG1で逃げ切りなんてほとんどありませんから、楽ではないとも思いました。この日は馬の状態も良く、道中もリラックスして走っていた事に加え、後ろからも何も来なかったので、シメシメと思って乗っていましたよ。レースの序盤から勝てるなと思って乗っていました。この馬はスピードもあるし、今後は距離も関係なく活躍できると思います。スタミナもある上、先行力も備えているので、凱旋門賞には向いていると思います。その前に、まずは春の3戦をシッカリと乗りたいです。

【3位】スペシャルウィーク(1998年 日本ダービー)

デビュー11年目・10回目の騎乗で初めてダービーを勝った時ですね。ここまでダービーを勝った事はなかったのですが、絶対に勝てるという自信がありました。子供の頃からダービーを勝つことが憧れだったので大チャンスでしたね。レースの映像を見ると、当時、自分がレース中に見ていた視界の景色が蘇ってきますね。4コーナーから直線とかの風景は特に覚えています。そして直線半ばぐらいから「やっとダービーを勝てた」と思いました。ゴール前では格好を付けてムチを回そうと持ち変える時に落としてしまいましたけど(苦笑)。最後の派手なガッツポーズはその照れ隠しです。

【2位】ディープインパクト(2006年 有馬記念)

ディープインパクトが1位じゃなかったのは意外でした。凱旋門賞が駄目で、帰ってきてからJCを勝って、最後が有馬記念。この時はこれが最後だと思うと、すごく残念な気持ちになりましたね。馬の調子も良かったし、このレースがディープインパクトの集大成だったと思います。4歳だったので、もう一度、凱旋門賞に挑戦したいという気持ちもありましたが、あのタイミングで引退したことで強い子供達が出ているのだなと思うと、丁度良い引き際だったのかもしれませんね。直線では本当に気持ち良かったです。飛んでいました。ディープインパクトのデビュー前の話になりますが、実は新馬戦で他の馬の騎乗依頼もあって、ディープインパクトの騎乗を断る可能性があったのです。それでもブラックタイドの弟と言うことで調教に乗せてもらったら、これは走ると思ってレースで乗せて下さいと頼みに行きました。それがキッカケで最後までディープインパクトの背中に乗せてもらえたことは光栄でしたね。

【1位】キズナ(2013年 日本ダービー)

ディープの子供のキズナが1位ですか。得票数もディープのダブルスコアぐらいでしたからキズナの人気は凄いですね。キズナは毎日杯に勝って、皐月賞にも出られましたが、ダービー1本に絞ったことが良かったですね。“キズナ”という名前もいいです。キズナ自身、凄い馬でダービー馬に相応しい力を持っていましたが、追い込み一辺倒で1番枠ということから不安もありました。どんなレースでも出来るタイプではなかったので、腹を括って届かなければ仕方ないという気持ちで乗りました。僕自身、成績が振るわない時期が続いていて、有力馬に乗る機会も減っていた頃なので、このダービー勝利は嬉しかったし、凄く大きな勝利でした。

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「ファンが選んだ武豊騎手が騎乗したG1優勝馬ベスト10 & その馬での武豊騎手が選んだベストレース」の発表が終わると、次は予め募集していたファンの方々から質問に応えるコーナーです。ここでは武豊騎手の食生活から、海外で好きな競馬場はと言ったオーソドックスな質問から、レースでのグローブの使い分けについてのマニアックな質問まで飛び出しました。武豊騎手自身もファンの鋭い質問に感心しながら回答していました。ちなみに現在、武豊騎手が好きなチョコレートはキットカットだそうです。そんな質問コーナーの中でも調整ルームでの騎手の過ごし方についての話が大いに盛り上がりを見せていました。普段、聞くことも出来ないレアな内容の話に、集まったファンも大満足。

そして、イベントの最後は恒例となっているプレゼント抽選会です。レースの優勝パネル、ブルゾン、ポスター、ジャンボタオル、クッションなど全て直筆サイン入りでのアイテムが20点。その中でもレースで使用するステッキがメインのプレゼントとなりました。

プレゼント抽選会

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ステッキ以外のプレゼントは座席番号による抽選となりましたが、最後のステッキは武豊騎手のパーソナルクイズで、最後まで残った一人に送られることに決定。参考までにクイズの内容は以下の通りです。

Q1 今日は何時に起きましたか?
1, 6時 2, 7時 3, 8時
Q2 今日の朝食は?
1, パン 2, おにぎり 3, うどん
Q3 武豊騎手が生まれた日は何曜日?
1, 火曜日 2, 木曜日 3, 土曜日
Q4 今現在の体重は何キロ?
1, 51kg 2, 52kg 3, 53kg
Q5 武豊騎手が一番勝っている特別レースの名前は?
1, 八坂特別 2, 伊丹S 3, 博多S
解答
Q1 = 3, 8時 Q2 = 1, パン Q3 = 3, 土曜日 Q4 = 1, 51kg Q5 = 2, 伊丹S

クイズは合計5問出題されましたが、最後は3人の方が残ってジャンケン対決。ムチをゲットした男性は武豊騎手にムチを入れてもらうというサービスもあって、ご満悦の様子。

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イベントの最後は武豊騎手の締めの挨拶でお開き。

「本日はありがとうございました。今日で5回目ということですけれど、僕自身も毎年この会を楽しみにしています。こうやって、直接ファンの方にお会いするので、やはり成績をもっともっと上げて喜んでもらってお会いしたいと思っています。今週は幸四郎が最後で調教師になるのですが、僕はまだまだ乗り続けていたいと思いますので、今後も応援して下さい。これからも頑張っていきます。」とファンの皆様にメッセージを送りました。

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終始、和やかで笑いが絶えない雰囲気の中で武豊ファンミーティング2017は終幕。

なお、このイベントの模様は3月18日(土)の武豊TV! IIで放送予定です。お楽しみに。

Text by ファンミーティング運営事務局