日記・コラム DIARY

宝塚記念の振り返り

2022年06月30日

 例年、宝塚記念が終わったら気持ちは小倉に向くのですが、今年は函館です。列島各地が猛暑のニュースに溢れていますが、こちら函館は連日の雨。特に火曜水曜は降雨量も多く、馬場は不良でした。今日も曇天で、気温は20℃ぐらい。函館山の夜景を見るのは難しいかもしれませんが、暑さとは無縁です。

 さて、宝塚記念の振り返りですが、まさか前週よりずっと速い馬場になるとは想定外でした。勝ち馬の強さを称えるのはもちろんですが、こちらアリーヴォがまったくついて行けないとは思いもしませんでした。早々に気持ちを切り換えて夏競馬に向かいます。

 クリストフが里帰りを発表。コロナの影響で3年も親族や知人に会えていなかったのですから、その気持ちはよくわかります。8月半ばには帰ってくるそうですが、彼がいない日本の競馬をボクらがしっかりと盛り上げてまいりましょうか。

今週は宝塚記念

2022年06月22日

 函館は非常に過ごしやすい気候。開幕週は早朝の気温が一桁で、夏服だと震え上がるほどでしたが、今週はちょうどいい体感、まさに快適で、クリストフが毎年ここに来たがる(今年は来週からのようですが)理由がわかります。ボクもハマりそうです。

 今週は上半期の総決算、宝塚記念です。騎乗馬アリーヴォには先週の1週前追い切りに騎乗して、これが実に印象的な動き。大阪杯も勝ちに等しい3着でしたし、すごいメンバーが揃ったここでも前向きな気持ちで臨むことができます。天気予報によると、少し緩めの馬場になりそうで、それもアリーヴォにはマイナス材料にはなりません。楽しみなグランプリです。

 土曜日は函館で騎乗してからの阪神への移動。交通機関の発達で、騎乗馬本位で日程を自在に考えられるのはありがたいことです。函館拠点でも、なんの不自由もありません。

うれしかったクリダームの新馬勝ち

2022年06月15日

 いま拠点としている函館の朝は、気温10度を割り込む涼しさ。日中も20度に届くかどうかなので、馬にとっては最高の気候。人間にとっても、特にゴルフをする人にとっては最高の季節でしょう。週末の競馬もたくさんの人に見てもらって実にいい雰囲気でした。

 うれしかったのは、ボクにとっての2歳戦今季初勝利となったクリダームの新馬勝ち。ドウデュースの松島オーナーが立ち上げたインゼルレーシングの初出走初勝利ということもあって、たくさんの人に喜んでもらえました。気性が前向き過ぎる面があるので、今後はそことどう向き合っていくかですが、能力はもちろんあります。

 今朝は栗東に戻って宝塚記念出走のアリーヴォの追い切りに乗りましたが、すぐに函館に帰って土曜日は涼しい函館での騎乗。そして日曜は東京での騎乗です。メーンのユニコーンSは兄弟子である河内厩舎のジュタロウがスタンバイしていますから、力が入るところです。ご声援ください。

 ダービー直前はたくさんの取材を受けましたが、勝った後の長めのインタビューはおなじみのNumberでした。記事は明日発売の井上尚弥特集(これも読みたいです)号に掲載されるそうで、ボクも楽しみにしています。

今週から函館競馬が開幕

2022年06月08日

 安田記念のファインルージュはコンマ2秒差の5着。前週のダービー時と比較して、馬場の内側の傷みがさらに進んでいて、外に出すチャンスがついに訪れないまま終わってしまった感じでした。ダービーを勝ったご褒美で依頼が来たような、非常にいい馬だっただけに残念です。また、当日はボクら夫婦の27回目の結婚記念日。いいことがまとめて押し寄せてくるかなと思ったのは欲張り過ぎでしたが、美味しいディナーをたっぷり楽しめました。

 2歳の新馬戦がさっそく始まって、期待のエゾダイモンは4着デビュー。この時期にこれだけ動けていたら勝ち負けだろうと思う反面、新馬向きではないんだよなというイメージも抱えていましたが、結果的に後者の面が出ました。でも、この馬はのちのち必ず頭角を現してくるでしょう。それにしても、近年の新馬戦1週目はレベルの高い馬が集まります。来年のダービーへ向けた戦いが早くも始まっていることを実感しています。

 今週から函館競馬の開幕。ボクもひとまずこちらに拠点を構えて、夏競馬を頑張ります。今週の土日はもちろん函館での騎乗です。

やっぱりダービーは特別

2022年06月01日

 ダービーを勝ったあとの、ボクのガラケーのメッセージはかつてないほどの大量のお祝いで溢れかえりました。ひとつひとつを確認しながら、勝つことができて本当に良かったと思いました。そうそう、その中に、敬愛するフランキー(ランフランコ・デットーリ騎手)からのお祝いもありました。見てくれていただけでもうれしいのに、メールまでもらえるなんて。やっぱりダービーは特別です。

 あの日、英国の歴史的な名騎手、レスターピゴットさんの訃報が伝えられました。86歳だったそうです。いま確認したら父(武邦彦)より3歳年上でした。18歳で英国ダービーを勝ち、なんと9回のダービー勝利。英国のクラシックを30勝、チャンピオンジョッキーを11回という、まさに憧れの人でした。英国の3冠馬でのちの血統にも大きな影響を与えたニジンスキーの主戦騎手で、その勝負服がキタノカチドキ(武邦彦騎手の代表馬の1頭)と同じだったことに勝手に親近感を覚えていた少年の頃のボク。身長が近い(ピゴットさんは173センチ)こともあって、父が「和製ピゴット」と言われたことも誇りでした。ご冥福をお祈りします。

 ダービーが終わっても、競馬は忙しく続きます。今日はこれから浦和競馬場でさきたま杯に騎乗し、明日は門別競馬場で北海道スプリントカップ。土日は東京で安田記念などに乗ります。来年のダービーにつながる2歳戦も始まりますし、勢いに乗っていくつもりです。