日記・コラム DIARY

ファンの皆さんに報告です

2021年03月22日

先週、日曜日の騎乗をキャンセルしたことはご存じでしょう。当初の競馬場での診断では靭帯の打撲ではないかということでしたが、痛みと腫れが治まらず、今日、京都市内の病院で改めて精密検査をしてもらいました。

その結果は、右足の第2、第3、第4中足骨骨折という診断・・。土曜日のレースで、馬とゲートの間に挟まれる形になってやってしまったものですが、わかりやすく言えば足の甲の部分の小さな骨の損傷です。

さあ春のG1という大事な時期で、関係者の皆さんにもご迷惑をおかけしますが、ここからは治療とリハビリで、できるだけ早い時期に復帰できるように頑張るのみです。治りにくい場所ではなさそうなので、5月ごろにはと、勝手に目標を立てています。

イメージが離れていくことに戸惑っています

2021年03月17日

 先週の土曜は中山で騎乗。朝からものすごい雨で、一時は視界不良による打ち切りも検討されたほどでした。もちろん馬場もシャバシャバの水浸しで、前週までの高速決着がウソだったような消耗戦が繰り広げられました。

 そんなコンディションの中で、中山牝馬Sを差し脚を伸ばして勝ち切ったランブリングアレーを褒めてあげてください。ハナ差の重賞勝ちでしたが、個人的には前週が同着Vでしたから実にスッキリした気分でした。これで35年連続の複数重賞勝利。そんな記録は公式にはありませんが、年間1勝で綱渡りしてきたわけではなく、ケガをした年もずっとマルチヒットを続けて来られたことを喜んでいます。頑張って走ってくれた馬に感謝です。

 月曜日に52歳の誕生日を迎えて、たくさんの人たちに声をかけていただいています。しかし、年を重ねるごとにピンと来ない感じは増すばかり。子供の頃に想像していた52歳というものを思い出せないほど、イメージが離れていくことに戸惑っています。

 今週は、久々にボクの手綱に帰ってきてくれたユーキャンスマイルで阪神大賞典に挑みます。昨秋はフットワークが小さくなっている感じもあって成績が上がっていませんでしたが、この3000mという距離はこの馬の得意とするところ。少しでも上向いていてくれたら楽しみはありそうです。

35年連続重賞勝ち

2021年03月10日

 ボクの個人的な記録。35年連続重賞勝ちは、珍しい同着Vでした。

 チューリップ賞のVTRをご覧いただけばわかると思いますが、メイケイエールは相変わらずのお転婆で、前半はまったく折り合いがつきませんでした。仕方なしに先頭に立ったのが3コーナー手前で、あの時点では最下位になっても文句は言えないと思っていました。

 ハナに立ってみたらフッと力みが抜けた感じがしましたが、それでもゴールまで息がもつとは思いません。1着同着とはいえ、最後まで交わされなかったのはあの馬の能力以外の何者でもありません。課題は大きく残りましたが、桜花賞は腹をくくって乗るしかありません。枠順やスタートにもよりますが、逃げるという選択もありでしょう。不安に思うより、楽しみと考えることにします。

 今週末は、土曜は中山、日曜は阪神で騎乗します。中山牝馬Sはランブリングアレー、フィリーズレビューはヤマニンルリュール。どちらも楽しみな馬ですが、ヤマニンは抽選を切り抜けなければいけません。新馬戦が強かったのに、2戦目は案外。どっちが本当の姿なのか見極めたいのですが、まずは運を味方につけなければというところです。

貫禄を示さないわけにはいきません

2021年03月04日

 すみれSで3勝目をあげたディープモンスター。3コーナー過ぎからモタモタしてしまう若さは残っていますが、クラシックに参戦可能な賞金を積み上げられたのは本当に良かったです。以前もこの馬に触れて、なにか得体の知れない奥深さがあると表現したことがあったはずですが、快勝に見える今回でも、もう一枚大きなギアを隠しているような気がするんです。それを発掘できるかどうかで、この馬の将来が違ってきそうです。

 レース前にちょっとした出来事もありました。ゲート裏の輪乗りのときに、自分の前脚同士が交錯したような嫌な感触があり、ちょうどそばにいた幸騎手に「落鉄していないか見てくれる?」と声をかけたんです。そのときは「大丈夫です」と言う返事で安心したんですが、その後も気にしてくれていたらしい幸騎手から、「やっぱり(蹄鉄が)浮いているような気もします」と、フォローがありました。それがゲート入り寸前のタイミング。係員に脚を上げて見てもらったら、その瞬間に右前脚の蹄鉄が飛んで行きましたから、気づかずにスタートしていたら危ないところでした。そういうわけですから、幸騎手には本当に感謝しなければいけません。

 さて、今週は桜花賞トライアルのチューリップ賞。重賞2勝のメイケイエールの出番です。折り合い難という課題は抱えたままですが、ほかの全馬が1勝馬ですから、ここは貫禄を示さないわけにはいきません。ボク自身が今年は重賞未勝利ともたついていますから、決めなければいけないと自覚しています。