ジェニアルの冒険
2018年07月26日
条件馬ジェニアルの冒険は、最高の滑り出しでした。
先週、日曜日にパリ郊外のメゾンラフィット競馬場の直線芝1600mで行われたメシドール賞(G3)に挑戦したジェニアルは、逃げて、並ばれて、再び突き放してという強い内容での勝利。日本ではたかだか500万条件の馬ですが、適性を見極めれば互角以上に戦えるのではないかと常々考えていました。それを実際に証明できたことが何よりもうれしかったですね。
そうは言っても、この挑戦はオーナーはもちろん、松永幹夫調教師やスタッフの皆さんのご理解がなければまったく実現しないものでした。算盤勘定なら、海外遠征は大きなリスクだらけ。それを乗り越えてくださったみなさんに大感謝です。
このあとはG1挑戦(8月12日のジャックルマロワ賞が有力でしょうか)という夢も膨らみました。ジェニアルの母サラフィナは、フランスオークスなどG1を3勝し、凱旋門賞でも3着した名牝ですし、現地でもにわかに脚光を浴びている感覚があります。この大冒険をさらなる成功に導けたら最高ですね。
今週末は開幕の小倉で騎乗します。暑くてもなぜか気持ちがいい競馬場ですから、皆さんどうぞ遊びに来てください。