日記・コラム DIARY

キタサンブラックの惜敗

2017年11月29日

キタサンブラックの惜敗。左前脚の落鉄が悔やまれるところですが、あとでビデオや写真で検証してみると、どうやらゴール地点では蹄鉄がついていたようです。でも、なんとなく違和感があったので、どこか早い時点で緩んでいて、ゴールの後に外れた可能性が高いのではないかと思われます。まあ、それを抜きにしても負けて強しの内容だったでしょう。最後の有馬記念は是が非でも勝ちたいと、改めてそう思っています。
京都2歳Sを勝ったグレイルは、まだ全体的にしっかりしていないいまの状態で重賞を勝つのですから、素質の高さは相当なものです。タイムフライヤーはかなり強いと思っていたので、それを負かしたことにも価値があります。ホープフルSで騎乗依頼をいただいているジャンダルムとは全くタイプが違いますが、楽しみな2歳馬との出会いはうれしいものです。
今週はチャンピオンズカップ。アウォーディーとのコンビで狙いに行きます。昨年のこのレースで2着に負けたあと連敗が続いていますが、左回りがいい馬ですから改めての期待です。

さあ、ジャパンカップウィーク

2017年11月22日

さあ、ジャパンカップウィーク。誰が見ても、その主役はキタサンブラックですから、今朝もその追い切りが大きな注目を集めていました。ボクはいつものように追い切りは見る役。清水調教師のリクエストに正確に応えることができる黒岩騎手が絶対の鞍上で、冷え込んだ今朝も完璧な騎乗でした。派手さはありませんでしたが、これももちろん清水調教師の采配。先週の併せ馬がハードでしたから、なるほどという調整です。最後の有馬記念にもお釣りを残しておきたいですし、これで十分と思いました。
キタサンブラックのベストパフォーマンスは昨年のジャパンカップだったと思っていますから、あれをもう一度なぞるのがいいわけですが、実戦は水物ですからそういうわけにもいかないでしょう。ただ、どんな展開になってもボクはキタサンブラックを信じて乗るつもりです。
今週、キタサンブラックが入ることが決まっている社台スタリオンステーションから、来シーズンの種付け料が発表されていましたが、キタサンブラックだけは未定となっていました。これはジャパンカップと有馬記念の成績で上がる可能性があるからだそうで、そういう意味でも責任は重大です。皆さんの笑顔を楽しみに、今週は頑張ります。

ケガはほとんど治っています

2017年11月15日

先週末の騎乗を自重させていただいたことで、ケガはほとんど治っています。今朝は2歳馬の追い切りにも乗って違和感はありませんでしたし、今週末からの競馬に参戦します。ご心配をおかけしました。
ケガの原因となった落馬は、坂路の角馬場での出来事。尻っ跳ねが激しい馬だったので、少しだけアブミを深めに履いた次の瞬間にドーンと落とされ、アブミが外れないままぶら下がる形になったのでした。振り返ればそのときに手綱を放さなかったのが正解で、最低限のケガで済みました。すぐそばで見ていたノリさん(横山典騎手)が、「一つ間違えば騎手生命の終わり」と言っていたほどで、まさに危機一髪でした。
さあ、頑張るぞと気合いを入れ直したそのときに、エアスピネルの乗り替わりを告げられました。ライアン・ムーアだそうです。ジョッキーは依頼をいただいて初めて仕事になるわけで、こうしたことも受け入れなければいけないわけですが、思いはもちろん複雑です。幸い、マイルCSはジョーストリクトリのありがたい依頼をいただいたので、精一杯の騎乗で応えたいと思っています。
いろいろあるときは重なるもののようで、瀬戸口勉先生の訃報には驚きしかありませんでした。オグリキャップをはじめ、たくさんの恩をいただいた温かい先生でした。ご冥福を心よりお祈りいたします。

【ご報告】今週末の騎乗を自重する決断をいたしました

2017年11月09日

今週末の騎乗を自重する決断をいたしました。
実は昨日の坂路での調教騎乗で落馬してしまい、その際に膝の靭帯を傷めていました。自分ではどうってことないつもりでも、精密検査の結果は「今週無理をすると後々まで後遺症が尾を引く可能性があります」という診断。ここで休むことで、来週以降の騎乗の可能性が大きく開けるということであれば、一時撤退の結論もご理解いただけるのではないでしょうか。
出馬投票当日というタイミングだけに、多くの関係者、ファンの皆さんにご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げなければなりません。今週はひたすら静養に努めます。

惜しかったのは先週のJBC

2017年11月08日

惜しかったのは先週のJBC。レディスクラシック(大井1800m、牝馬、jpn1)で騎乗したプリンシアコメータでした。実はこの馬、選定上位馬が直前で回避したことで出走枠が回ってきたラッキーホースでしたから、ボク自身も参加できたことが次への糧になるぐらいの気持ちでした。しかし、頑張りました。逃げてアタマ差の2着でしたから勝たせてあげたかったです。
ご承知かもしれませんが、あと味はよくありません。直線は優勝馬となるララベルとの併せ馬の形になって、内ラチに接触しそうになるぐらい外から押し込まれていたからです。プリンシアコメータにも余力があったので、押し返すことができて事故にはなりませんでしたが、見た通り、大きな不利でした。審議になり、結局は「あの事象がなくても着順は変わらなかった」という判定で確定しました。それはそれで仕方がないこと。競馬の審判はスピーディーでなければいけないので、確定した判定は受け止めています。力走したプリンシアコメータに対して、勝ちに等しい2着だったと褒めてあげてほしいです。
でも、一言だけ。そもそも降着制度って、今回のケースのような1対1の有利不利を救済するためのものではなかったのでしょうか。
さて、今週はエリザベス女王杯です。7歳馬スマートレイアーとは長い付き合いで、残るG1チャンスも少なくなってきました。相手が強いのは当然ですが、なんとかしてあげられたらと思っています。ご声援をよろしくお願いします。

キタサンブラックは本当に凄い馬

2017年11月02日

キタサンブラックは本当に凄い馬。あんな酷いコンディションの天皇賞でもバランスを崩さずに走ってくれますし、速い馬場でもドンと来い。距離も問わずの万能型を証明できたのですから、勝ってホッとしたと同時に巡り合わせに感謝する気持ちでいっぱいでした。引退まであと2戦。次のジャパンカップは、昨年ものすごい強さを見せてくれた最適の条件ですし、さらに楽しみです。ハイランドリールがやって来るという噂がありますが、是非来てほしいですね。
昨日は門別の交流重賞、北海道2歳優駿に参戦。ドンフォルテスが期待に応えてくれました。北海道でのナイターですから、ご想像の通りただ事ではない寒さでしたが、勝てばなんてことはありません。ノリノリです。
今週末は変則の3日間開催。ボクは金曜日を大井のJBCに騎乗して、土曜は東京、日曜は京都という予定。今日は木曜ですが、いつもの金曜日みたいな感覚で変な感じです。2週連続台風に襲われた週末でしたが、今週はどうやら競馬日和。どうぞ、ご家族連れでおいでください。お待ちしております。