日記・コラム DIARY

今週も全力プレーを続けます

2020年04月01日

無観客競馬に、季節外れの雪。先週、日曜日の中山は3レースの返し馬で以降のレースが中止となりました。前が見えなくなるほどの激しい雪で、寒さも相当だったとか。ジョッキーは競馬場に居残って翌日の調教を手伝い、外にも出ずに火曜日の開催を待ったそうです。外に出なかったというのは、コロナの影響で開いているご飯屋さんもなかったということのようです。まさに貴重な経験をしたということでしょう。これを笑いながら思い出話にできる日が、一日も早く来てほしいと切に思います。

先週から我々騎手も、馬に乗るとき以外は原則マスク着用となりました。騎手ほどよく手を洗い、シャワーを浴びることが多い職種も珍しいと思うのですが、それでも念には念を入れてということです。無観客であっても、競馬の開催が続けられているのは大変ありがたいことで、ファンの皆さんからも「見るスポーツがなにもなくなってしまった。競馬だけが唯一の楽しみです」と声をいただいています。だからこそ、ボクらは今週も全力プレーを続けます。

少しでも明るい希望をお届けできたら

2020年03月27日

ニュース等でご承知の通り、今週末に開催される予定だったドバイ国際諸競走が先週日曜の夜になって中止の決定。言うまでもなく、にっくき新型コロナウィルスの影響です。ボクは月曜の便で出発する予定だったので結果として影響はありませんでしたが、早めに現地入りしていた厩舎関係者の皆さんは帰国後に14日間の自宅待機をJRAから強く要請される事態となりました。

気の毒という表現では足りないぐらいに気の毒なのは、クリストフ・ルメールと古川吉洋の両騎手です。早めの現地入りという判断に落ち度があるはずもなく、事前に「そんな目に遭うことはありませんよね」と何度も確認していたというのに、今週と来週の競馬に騎乗できなくなりました。二人は自力でPCR検査を受けて陰性の診断が下りていますが、それでさえ「2週間の間は陽性に変わる可能性がある」とのことで、却下されています。ここ数日でコロナに対する対処がさらに厳正化していることもあり、安全な競馬の施行に万全を期したいというJRAの考えは十分に理解するところですが、騎手会長として、ジョッキーに対してもう少し配慮してほしかったという主張はさせてもらいました。

ボクも今週は日本で騎乗する予定がなかったので、急に乗れると表明したとしても週末の競馬に依頼があるのかどうか不安でしたが、幸いなことに高松宮記念のアイラブテーラーなど思った以上のオファーをいただきました。大変ありがたいことです。

今週もファンの皆さんに生で見ていただけない競馬なのが残念ですが、騎手全員で全力プレーをお見せします。こんな時期だけに、少しでも明るい希望をお届けできたらと思っています。

滋賀県のスポーツ振興に役立ちたい

2020年03月19日

「しがスポーツ大使」に就任しました。昨日、水曜日に滋賀県庁で行われた委嘱状交付式に呼んでいただき、正式にその任に就くことになりました。過去にボクシングの山中慎介さん、プロ野球の松田宣浩さん、則本昴大さんなど、一流のアスリートが名を連ねている名誉ある任で、微力ながら滋賀県のスポーツ振興に役立ちたいと思っています。

 さて、今週は明日からの3日間競馬ですが、相変わらずファンの皆さんを競馬場にお呼びできないのが残念です。しかし、世界的に新型コロナウィルスの感染拡大に苦慮している中で、競馬が開催できていることに騎手として感謝しなければいけません。暗い空気を少しでも変えられたらと願うばかりです。

 来週はドバイ国際諸競走の開催。地域によっては帰国後の検疫に時間がかかる可能性があり、直前で行けなくなったジョッキーの事情も聞いていますが、ボクはフルフラットとマテラスカイの騎乗があり、開催するとなったからには行くつもりで準備をしています。